タイムラプスの動画作成にあたり、微速度撮影を行う際には同じ場所に留まって何百枚もの写真を撮影する必要があります。
計画的に行動しないと、必要以上に撮影に時間がかかってしまったり、実際に動画にした際にあっという間に再生がおわる映像になってしまったりといった失敗をおかしてしまいます。
こういった失敗をさけるために、事前に下記2つの計算を行っておくのがおすすめです。
- 動画再生時間=撮影枚数÷フレームレート
- 撮影所要時間=撮影枚数×インターバル
今回は上記の計算を簡単に行ってくれるタイムラプス用計算機を作成したので、その使い方と重要ワード(撮影間隔、撮影枚数、フレームレート)の解説を行いたいと思います。
タイムラプス用計算機の使い方
今回作成したタイムラプス用計算機は下記になります。バーなどを動かすと、動画の再生時間や撮影所要時間をリアルタイムで更新してくれます。
タイムラプス用計算機
- 撮影間隔(最大値は60秒)
- 秒
- 撮影枚数(最大値は999枚)
- 枚
- フレームレート
タイムラプス計算式に出てくる重要単語について
タイムラプス用計算式で登場する3つのキーワード(撮影枚数、フレームレート、インターバル)の概要をまとめていきます。
撮影枚数
タイムラプス用の写真を何枚撮るかということを意味しています。枚数が多いほど、動画にした際の再生時間が長くなります。
ただし、一度に撮影できる枚数はカメラの種類や電池容量の多さによって異なります。
私がメイン機として使っているα7Ⅲの場合は710枚、α7Ⅱは500枚程度です。撮影枚数はカメラの上限枚数を超えないように設定していきましょう。
カメラごとの撮影限界枚数は各メーカーのサイトから確認することができるので、事前に調べておきましょう。
撮影間隔(インターバル)
何秒間隔でシャッターを切るのかを決める撮影インターバル。タイムラプス動画用の写真を撮る際に一番の肝になる部分です。
上記の図のように、あらかじめ撮影したインターバルの時間内に、シャッタースピードが収まるように調整していきます。
撮影インターバルを何秒に設定するかは、撮影シーンによって柔軟に変更する必要があります。
フレームレート(fps)
フレームレート(fps)は動画を1秒再生するごとに使用するフレーム数(コマ数)を表した単位で、下記のような使い方をします。
- 60fps(1秒に60枚の写真が流れる)
- 30fps(1秒に30枚の写真が流れる)
パラパラ漫画と同じような原理で、一秒ごとに再生する静止画の数が多いほど滑らかな動画を作成することができるのが特徴。一般的には30fpsほどに設定されている場合が多いので、計算する際は決め打ちで30fpsと定めてしまっても良いでしょう。
まとめ
タイムラプス計算機の使い方と計算する際に重要なキーワード(撮影間隔、撮影枚数、フレームレート)の説明をおこないました。
実際に撮影を行う際は、今回紹介した計算機を使って効率よく微速度撮影を行ってみてください!
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