2年ほど前から東京の夜景スポットを紹介する情報サイトを運営しています。
最初は細々としたアクセスしかなかった当ブログも、今では月間2~30万PVを超えるメディアに成長し、カメラマンとしてのお仕事を頂く機会にも恵まれるようになりました。
こんな日々の活動は数多くの撮影機材によって支えられています。
これまで数多くの機材の購入と売却を繰り返す中で、自分の撮影スタイルにピッタリ合う機材が揃ってきたので、本記事にてそれらを紹介してみようと思います。
撮影機材選びの参考になれば幸いです!
Sony α7Ⅳ
現在メイン機として愛用しているα7Ⅳ。
α7II、α7IIIと代々α7シリーズを愛用してきていますが、本製品は先代モデルから下記のような進化をしているのが特徴。
- 有効約3300万画素にアップ
- 表現が可能になるクリエイティブルック搭載
- オートフォーカス性能が進化
- 手ぶれ補正 アクティブモード搭載
- 動画・静止画の切り替えボタン搭載
写真も動画もこれ一台で完結できる!そんな素晴らしいスペックの機材。
画素数が高いのでデータ容量圧迫しやすいのが難点ですが、後述するサブカメラと併用しながら長く愛用していきたいと思っています。
Sony α7C
フルサイズのイメージセンサーを搭載していながら、ぐっとコンパクトなボディを実現しているのが魅力のα7C。
筐体上部がシルバーでクラシカルな雰囲気なのがカッコよくてお気に入り。
操作ボタン周りはα7Ⅳの方が優秀なのでメイン機としては使っていませんが、主にタイムラプスを撮影する際に使用しています。
高頻度でタイムラプス撮影を行なってきており、シャッター耐久回数をいつ超えるのか若干心配ですが、ダメになるまで使い続けたい機材です。
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)
常用レンズとして愛用しているのTAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD。
圧倒的なコスパの高さで発売直後から売り切れ続出となった標準ズームレンズです。
下記のような特徴を持っていて、撮影に対応できるシーンが幅広いのがお気に入りのポイント。
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDの特徴
- 550gの軽量なボディ
- F2.8通しで撮影が可能
- 最短撮影19cmなので物撮りにも使いやすい
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDの作例
TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)
タムロンの大三元レンズとして2019年に発売された広角ズームレンズのTAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD。
東京都内の高層ビル群が広がる景色やリフレクションを切り取るのに大活躍のレンズです。
インナーズームレンズ採用しており、忍者レフなどの機材をつけた状態でもピント調整がしやすかったり、ジンバルに乗せやすいといったメリットもお気に入り。
TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXDの特徴
- 420gの軽量なボディ
- F2.8通しで撮影が可能
- インナーズームレンズ採用だからジンバルに取り付けるのにも最適
- 最短撮影19cmでかなり寄れる
TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXDの作例
TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)
タムロンの大三元レンズの望遠ズームレンズとして2020年に満を持して発売されたTAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXD 。
望遠ズームレンズは重量が重いため、積極的に外に持ち出す気持ちになれませんでした。
しかし、本製品はF2.8通し望遠ズームでクラス最軽量の810gを実現していることもあり、割と気軽に持ち出せるように。
オートフォーカス性能の速さととろけるようなボケ味がお気に入りです。
TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXDの特徴
- 810gの軽量なボディ
- F2.8通しで撮影が可能
- 最短撮影距離0.85mの高い近接性能
- タムロン史上最高レベルの高速・高精度オートフォーカス性能
TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXDの作例
フォクトレンダー ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 Aspherical III
焦点距離12mmの圧倒的な広角写真を撮ることができるフォクトレンダーの単焦点レンズ、ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 Aspherical III。
高層ビル群が連なる大迫力の光景を切り取ったり、ホテルの客室から額縁構図の写真を撮ったりするときに活躍する単焦点レンズです。
デメリットも多く万能なレンズではありませんが、このレンズがなかったら撮れなかった写真が数多くあるので、今後も手放せません。
ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 Aspherical IIIの特徴
- 350gの軽量なボディ
- フォーカスはMFのみ
- F値はF5.6〜F22となっており暗い
ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 Aspherical IIIの作例
SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
東京都内の夜景スポットは三脚を立てるのがNGの場所がたくさんあります。このようなシーンでは活躍しているのが単焦点レンズのSONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAです。
F1.8の明るさがあり手持ちで夜景を撮る場合でもISO値を上げずに済むので重宝しますし、中心に円を描くように滲む独特なボケ味がお気に入りです。
惜しいなーと思う点は最短撮影距離が0.5mとなっており、接写には向かないという点ぐらい。
SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAの特徴
- 抜群の描写力
- 早いAF性能
- 軽量コンパクトな筐体
- 最短撮影距離0.5mなのであまり寄れない
SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
Incase DSLR Pro Pack Nylon
複数の機材を持ち運ぶだけでなく、撮影効率にも大きな影響を与えるカメラバッグ。
過去に7個ほどのリュックを試してきていますが、ここ最近はIncase DSLR Pro Pack Nylonに落ち着いています。
本製品の特徴
- トラベル三脚がすっぽりおさまる
- カメラ2機、レンズ4本ほどを収納できる程よい容量
- 小分けのポケットが複数あり、予備バッテリーやSDカードケースなどを収納しやすい
- ミニマルなデザインでどんな服装にも合う
都内の夜景スポットを電車移動することが多いため、一度に持ち運ぶ荷物はそう多くありません。
厳選した機材をコンパクトに持ち運ぶのに大変重宝するカメラバッグなので、今後もしばらくお世話になりそうです。
befreeアドバンスカーボンT三脚キット(トラベル三脚)
夜景撮影を行う上で欠かせないアイテムといえば三脚。数ある機材の中でも最も重くて場所も取るので、なるべく身軽に動くためにトラベル三脚を使うのが基本スタイル。
いくつかのトラベル三脚を乗り換えた中で現在はマンフロットのbefreeアドバンスカーボンT三脚キットを使っています。
本製品の特徴
- カーボン製で軽量
- トラベル三脚の中でトップクラスの全伸高
- 対荷重10kgでフルサイズ機+望遠レンズも乗せられる
トラベル三脚は全伸高や対荷重が低いアイテムが多いですが、この三脚はこれらのスペックが高く抜群に使いやすいです。
後継機も出てきていますが、なんの不満もないためしばらく愛用し続けることになりそう。
Leofoto MT-03+LH-25(卓上三脚)
展望台などから夜景を撮る場合や水溜りに映るリフレクションを撮る時は卓上三脚があると便利。
そこで上記で紹介したトラベル三脚とはLeofoto MT-03+LH-25も持ち歩いています。
上記の写真のように脚を柔軟に折りたたむことができるため、設置面の高さが均等じゃない場所でも安定しやすいのが本製品の最大の特徴。
この機能に今まで何度も助けられてきました。信頼が厚いミニ三脚なので今後も末永く愛用するつもりです。
SONY RMT-P1BT(ワイヤレスリモートコマンダー)
三脚を使って撮影する場合に必須のアイテムといえばレリーズ。
サードバーティー製の有線レリーズであれば、2,000円で購入することができるのですが、僕はSONY純正のワイヤレスリモートコマンダーを使用しています。
本製品の特徴
- レンズ交換する際にケーブルが邪魔にならない
- 撮影を開始する際にケーブルを接続する一手間が省ける
- 三脚にカメラを載せたまま移動するのが楽
- 集合写真を撮る時などに遠隔操作ができる
一度ワイヤレスレリーズの便利さを体験すると、もう有線には戻れないです。「壊れたり、無くしたりしても何度でも買い直したい!」それぐらいお気に入りのアイテムです。
忍者レフ(暗幕)
展望台から夜景を撮る場合、何も対策をとらないとほとんどの場合で映り込みが発生してしまいます。
ガラス越しの夜景を綺麗にとるために使っているのが忍者レフ。
このアイテムがあれば16mm程度の広角レンズでもレンズの写り込みを防げて、クリアな夜景を撮ることができます。
唯一の欠点は展望台で忍者レフを使うとても目立つということ。一般のお客さんに邪魔にならないようマナーを守って利用するようにしています。
ピークデザイン クラッチ
三脚を立てて撮影する機会が多いとネックストラップは敬遠しがち。
ただ、何もつけずにカメラを持っているとふとしたタイミングで落としてしまわないか心配になることがありました。
そこで愛用しているのがピークデザイン クラッチ。
取り付けやが簡単でホールド感も抜群。文句なしの使いやすさを誇るハンドストラップです。
SmallRig 回転式マウントプレートキット
三脚を使って写真を撮っていると横と縦構図の切り替えが割と面倒だったりします。
とくに自由雲台を使っている場合はカメラの水平・垂直を自分で正確に合わせる必要があり、貴重なシャッターチャンスを逃してしまう恐れがあります。
そこで愛用しているのがSmallRig 回転式マウントプレートキットというアイテム。
利用イメージは以下の動画をチェックしてもらえれば一目瞭然。
SmallRig 回転式マウントプレートキットを導入したんですが、これめちゃくちゃ便利…!
— タカヒロ / デジスタ(ガジェットブログ) (@takahiro_mono) April 23, 2023
横も縦もシームレスに移行できて撮影が捗ります☺️
風景写真を撮りに出かける時の必携アイテムになりそう。
詳細はこちら▼https://t.co/RLykH0V19H pic.twitter.com/DkaTjWSYzk
プレートを取り付けるとカメラの重量が増すため常用しているアイテムではありませんが、ここぞという時の撮影に持ち出すようにしています。
Ulanzi VL-81(小型照明)
屋外で夜景撮影をしていると気がついたら周りが真っ暗になって機材の片付けがしづらいことも。
そんな時に便利なのが小型照明のVL-81です。
本製品の特徴
- USB-C充電できる小型照明
- 色温度の調整も柔軟にできる
ポートレート写真を撮る時の補助照明などが本来の使い方ではありますが、夜景フォトグラファーの方なら持っておいて損なしのアイテムです。
ヘーネル ProCube2(デュアルバッテリーチャージャー)
α7Ⅳαや7Cなど複数のカメラを持っているとバッテリーの充電も効率よく行う必要が出てきます。
そこで愛用しているのがNP-FZ100バッテリーを2つまとめて充電できるProCube2というバッテリーチャージャー。
USB-Cケーブルで充電可能ですし、充電のステータスも見やすいので、使い勝手が良くプロダクトデザインも好みです。
夜景フォトグラファーの撮影機材・アクセサリーまとめ
夜景フォトグラファーの僕が愛用している撮影機材をまとめて紹介してきました。
どれもこだわり抜いて選んだアイテムたちなので、とても愛着がありますし、使い勝手も素晴らしいです。
気になったアイテムがあればぜひ購入して、撮影環境のアップデートを図ってみてもらえればと思います。
この夜景スポットに訪れた感想