展望台から窓ガラス越しに夜景を撮影する際や、水族館で水槽の中を撮影する際に困ることといえば、窓の映り込み。
窓にレンズをぴったりくっつけたり、上着をカメラに被せたりしても映り込みを完全に防止するのは難しかったりします。
そんなシーンで便利なのが忍者レフと呼ばれる撮影機材。
とても簡単に映り込みを防ぐことができて、撮影が快適になる便利なアイテムなので本記事にて紹介したいと思います!
忍者レフとは
忍者レフは、よしみカメラから発売されている撮影補助アイテムです。
黒と白の2つの面があり、ガラス越しの写りこみを防ぎを防いだり、ポートレート撮影時のレフ板として使用することができる便利な撮影補助アイテムです。
同メーカーからは複数の忍者レフ、忍者レフミニ、忍者レフ787など複数の製品が登場しており、利用シーンに応じて写り込みを防止することができます。
忍者レフの特徴
ここからは忍者レフの特徴を3つに分けて詳しく解説していきます!
簡単に写り込みを防ぐことができる
展望台などでガラス越しの景色を撮影しようとすると下記のように写真に部屋の明かりなどが映り込んでしまいクリアな写真を撮ることができない可能性があります。
上着を被せたり、窓にピッタリとレンズをくっつけるとある程度の写り込みは防止できますが、試行錯誤しているうちにシャッターチャンスを逃してしまうのはもったいないです。
このようなシーンで活躍してくれるのが忍者レフ。
レンズに忍者レフを装着した状態でシャッターを切ると下記のようにクリアな写真を撮ることができるようになります。
展望台だけでなく、水族館で水槽の中を撮影したり飛行機の窓の外の景色を撮るときなどでも活用することができます。
持ち運びも簡単
忍者レフは直径70cmほどのレフ板なのですが、未使用はコンパクトに折りたたんで携帯することができます。
折りたたんだ状態だと22cmほどの大きさなのでカメラバッグに常に収納しておいても全く邪魔になりません。
忍者レフの折り畳み方は下記の通り。
レフ板を捻りながら折りたたむだけなので使用した後にすぐに片付けることができます。
ポートレートのレフ板としても使用できる
忍者レフは黒と白のふたつの面が用意されています。
白い面をレフ板として活用すれば、光の陰影を自然に調整することができるため、ポートレートや物撮りが捗ります。
直径70cmの大きさがあるので使いやすさも申し分がありません。
忍者レフとミニ忍者レフの違い比較
上記でも紹介した通り、よしみカメラから発売されている忍者レフには、「忍者レフ」と「忍者レフミニ」の2種類のラインナップがあります。
両者の違いは下記の通り。
利用シーンにもよりますが、初めて映り込み防止の補助アイテムを購入するのであれば、通常サイズの方が汎用的に使えておすすめです。
忍者レフ | 忍者レフミニ | |
---|---|---|
収納時の大きさ | 22cm | 12cm |
利用時の大きさ | 50cm | 35cm |
利用シーン | 展望台や水族館などスペースが広く、大きい窓の映り込みを防ぐ場合に最適 | 飛行機の機内など忍者レフを広げづらく、小さい窓の映り込みを防ぐ場合に最適 |
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忍者レフとレンズスカートの違い比較
忍者レフと同じように映り込みを防止する機材に「レンズスカート」と呼ばれるアイテムもあります。
どちらを購入するか悩む方も多いので、それぞれのメリットデメリットをまとめます。
どちらも使用してみたことがありますが、個人的には忍者レフのほうが扱いやすくておすすめです。
忍者レフ | レンズスカート | |
---|---|---|
映り込み防止の精度 | 正面なら問題なく防げる レンズを斜めに向けると隙間から光が入り映り込みが発生する 超広角レンズを使ってもケラれない | 正面ならかなりの精度で防げる レンズを斜めに向けるとケラれる(画角にレンズスカートが入ってくる) |
調整のしやすさ | 忍者レフ装着後もフォーカスリングやズームリングを触れて調整しやすい。 窓から離れていても映り込みを防げる | レンズスカート装着後はズームリング・フォーカスリングを触れることができない 窓から離れていると使用できない |
対応カメラ | 一眼レフカメラ・ミラーレス一眼レフのみ | 一眼レフカメラ・ミラーレス一眼レフ、コンデジ |
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忍者レフを自作する方法
忍者レフは意外と価格が高くいので、少し購入するのをためらうという方は、自作してしまうのも一つの手段です。
忍者レフの作り方を紹介した動画も載せておくので参考にしてみてください。
展望台で夜景撮影には忍者レフを活用しよう
本記事では夜景フォトフラファーの筆者が愛用している撮影機材の一つである忍者レフの魅力を解説してきました。
本製品があると展望台や水族館などで写り込みのないクリアな写真を簡単に撮ることができるようになります。
またコンパクトに収納できるので持ち運びできる点や、数ある写り込み防止機材の中でも手軽に扱いやすい点もお気に入りです。
映り込みを防ぐためにのが面倒くさくてガラス越しの夜景は億劫に感じていた方はぜひ本アイテムの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
この夜景スポットに訪れた感想